千早「賽は、投げられた」
1- 20
175:名無しNIPPER[saga]
2018/04/01(日) 16:01:13.40 ID:8fWIK/550


私にとって、彼女は――。


「ぁ……」


それを考えようとした時、小さな悲鳴が聞こえた。


「私、もう行かなきゃいけないみたい」

「ごめんね。最後の最後で、なんだか困らせちゃったみたいで」


そう話す声が、ドアから少し遠ざかった。


「でも私は、千早ちゃんのことを友達だと思ってるよ」

「……千早ちゃんもそう思ってくれてたら、嬉しいな」


徐々に声が遠のいていく。

待って。

何処へ行くの?

私は慌てて立ち上がり、ドアを開けようとした。


ドアノブが、動かない。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
640Res/352.74 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice