千早「賽は、投げられた」
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173:名無しNIPPER[saga]
2018/04/01(日) 15:59:28.99 ID:8fWIK/550


「千早ちゃんの歌声なら、たくさんの人に幸せな気持ちを届けられるから」

「それに、千早ちゃん自身にも、歌いながら楽しい気持ちになってもらいたいし」

「……だから、デビュー曲の時は少し複雑だったんだけど……」

「あっ、ううん、あの曲はすごくいい曲だと思うよ! 私も好きだよ!」

「でも、明るい曲も聴いてみたかったかな……って」


慌てて詰め込むように、あれこれと饒舌になっている。

発車直前の駆け込み乗車のように、焦りが感じられた。


「……一つ、聞いていいかしら」

「なぁに?」

「……どうして、私自身にも楽しい気持ちになってほしい、と?」

「えっ?! えーっとね……その……」


私の問いかけに対し、急に歯切れが悪くなった。

うー、恥ずかしいなぁ、などと前置きをしてから、彼女は答えた。




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