千早「賽は、投げられた」
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166:名無しNIPPER[saga]
2018/04/01(日) 15:49:23.91 ID:8fWIK/550


一際大きな叫び声が聞こえ、ドアを叩く音が止んだ。


「……だって、千早ちゃん……指切り、したもん……」


呟く声に、小さく嗚咽が混ざる。


「絶対に、前に進むことをやめないで……ってぇ……」


この少女と初めて会った時を思い出した。

確か今みたいに、深く深く絶望の底に座り込んでいた時だった。




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