千早「賽は、投げられた」
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162:名無しNIPPER[saga]
2018/04/01(日) 15:46:48.70 ID:8fWIK/550


がちゃり、と拒絶の音。

鍵を掛け、いつか彼女に出会った時のように、その場にへたり込んだ。

後ろのドアを何度も何度も叩く音が響く。


「開けて! 開けてよぉ! 千早ちゃん、千早ちゃん!!」


あの弱々しい身体で体当たりしているであろう音も聞こえる。

ドアはびくともしない。

それでも形振り構わず、彼女は叩きながら泣き続けた。




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