143:名無しNIPPER[saga]
2018/03/31(土) 08:41:16.99 ID:5sQzdRfU0
さいころを振ろうと握りしめた途端、再び胃から何かが込み上げてくる。
熱く、酸味を帯びた嫌悪の塊。
いやだ。
いやだ、いやだ、いやだ!
身体が拒絶する。
本能が拒絶する。
私が拒絶する。
振りたくない。
この結果を見たくない。
克服したはずだ。
私は、報われたはずなんだ。
何度も何度も。
何度も何度も何度も何度も何度も。
繰り返し繰り返し、大丈夫だと口にする。
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