138:名無しNIPPER[saga]
2018/03/31(土) 08:37:23.55 ID:5sQzdRfU0
「じゃあ、どうすればいいんですか!?」
「誰かに泣きつけば、この記事はなかったことになるんですか?!」
「記事に書かれているのは全て事実です! 嘘も誇張も何もない!」
「私を心配してもらったところで、何か変わるんですか!?」
「それより大切なのは、事務所としてどう動くかです!」
「違いますか!!」
「それは……」
私が捲し立てると、プロデューサーは押し黙った。
プロデューサーの優しさは痛いほど伝わってくる。
けれど、これは私自身が招いた運命だ。
事務所に迷惑をかけるわけにはいかない。
私は前に進み続けなければいけない。
立ち止まることは、許されない。
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