137:名無しNIPPER[saga]
2018/03/31(土) 08:36:52.53 ID:5sQzdRfU0
なんともないと自分に言い聞かせ、何とかここまで保ってきた。
けれど、震え続けている自分の現実を突き付けられ、徐々に余裕がなくなっていく。
恐怖と絶望を意識すればするほど、私は追い詰められ、逃げられなくなっていく。
「こんな状態で、事務所を気遣っている余裕が――」
「……じゃあ」
「……?」
「じゃあ、どうしろと言うんですか!」
「千早っ!?」
気持ちのままに、私は吠えた。
そうして自分を正当化しなければ、私は潰れてしまう。
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