千早「賽は、投げられた」
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113:名無しNIPPER[saga]
2018/03/29(木) 21:32:58.62 ID:nKI6vhSl0


1マス進む。


作曲家の方が、わざわざ事務所へお越しになった。

対面して最初に、握手を求められた。

我が子の産声を上げさせてくれてありがとう、と。


私は新しい命を育んだ。

それと同時に、一つの想いを殺した。

向けられた言葉に喜ぶと同時に、締め付けられるような気分だった。


作曲家の方は、また如月千早のために歌を書きたい、と。

そう言い残し、お帰りになった。




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