109:名無しNIPPER[saga]
2018/03/29(木) 21:19:50.55 ID:nKI6vhSl0
すぐに、スタジオには私一人が残された。
「っ……!」
骨組みを抜かれたように、私の身体が崩れ落ちる。
もう我慢をする必要はなかった。
そのつもりはなかったが、気付かない内に我慢をしていた。
「……っうぁ……」
声が漏れる。
止めるつもりもない。
「あぁ……うっく……あ、あぁ……」
止まらない。
忘れられない想いが目から溢れ、流れ落ちていく。
「さよう、なら」
私の、大切な。
大切な。
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