【ミリマス】偶然の出会い、懐かしい調べ、それとレトロなゲームハード
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16
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2018/03/27(火) 21:12:18.63 ID:vftKukhh0
「ねえ歌織さん。……杏奈、少しだけ……覗いて来ても、いい?」
その後の杏奈の行動は素早かった。
おまけに鋭くこの場の状況も読んでいた。
以下略
AAS
17
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2018/03/27(火) 21:14:03.60 ID:vftKukhh0
――全く今日はなんて厄日。
市場の中を歩きながら、静香は歳に似合わない大きなため息を一つつく。
以下略
AAS
18
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2018/03/27(火) 21:15:09.28 ID:vftKukhh0
「おやおやおや? それってつまりもがみんは、普段から茜ちゃんのことを年上扱いしてないワケ?」
「分かる! 私だって茜ちゃんを年上扱いはできないかな〜」
以下略
AAS
19
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2018/03/27(火) 21:15:45.94 ID:vftKukhh0
すると歌織はたちまち顔をほころばせて。
「ええ勿論! それなら私にも自信があるわ!」
以下略
AAS
20
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2018/03/27(火) 22:29:49.92 ID:vftKukhh0
===
「ん……そろそろ」――時間になる。
杏奈が視線を上げた時、広場の時計はちょうど三人が別れてからきっかり三十分後の時刻を指し示した。
以下略
AAS
21
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2018/03/27(火) 22:31:00.80 ID:vftKukhh0
杏奈が二人に尋ねると、今度は歌織が嬉しそうに抱えていた袋をベンチに置く。
「ふふっ、実は私も懐かしい物を見つけたわ」
以下略
AAS
22
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2018/03/27(火) 22:32:52.39 ID:vftKukhh0
「この玩具のピアノで遊んでたから、私は音楽の道を選んだのだし。その延長として今はアイドルをやっている」
そうして、歌織はピアノの表面を撫でるようにして指でなぞり。
以下略
AAS
23
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2018/03/27(火) 22:33:40.89 ID:vftKukhh0
ポーンッ! ……と、電子音が辺りに弾け飛ぶ。
その後も杏奈が指を動かすたび、ピアノはデタラメなメロディを広場の中に響かせて。
「壊れてなくて、良かったね。……電池なら、杏奈が持ってたのをあげた……よ」
以下略
AAS
24
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2018/03/27(火) 22:36:52.83 ID:vftKukhh0
――さて。
こうして春の訪れを感じさせる風に乗せて、懐かしい電子のメロディと、
楽し気で美しい歌声のハーモニーが広場中、さらには市場中に奏でられることとなったのだが。
以下略
AAS
25
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2018/03/27(火) 22:37:24.63 ID:vftKukhh0
===
以上おしまい。歌織さんの誕生日になんとか間に合って良かったです。おめでとうございます!
では、お読みいただきありがとうございました。
26
:
名無しNIPPER
[sage]
2018/03/27(火) 23:07:19.56 ID:+hncCKuo0
乙
おちゃめな歌織さんかわいい
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