【ミリマス】偶然の出会い、懐かしい調べ、それとレトロなゲームハード
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24: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/03/27(火) 22:36:52.83 ID:vftKukhh0

――さて。

こうして春の訪れを感じさせる風に乗せて、懐かしい電子のメロディと、
楽し気で美しい歌声のハーモニーが広場中、さらには市場中に奏でられることとなったのだが。

「……ちょ、ちょっと。二人ともそれぐらいで」

当然、人の多い場所でそんなことをすれば注目を集めるのは必至。

おまけに彼女たちはアイドルの端くれ。
そうでなくても人目を引くほどには華のある三人連れなのだ。

ガヤガヤと集まり始めたギャラリーの数に混乱の未来を予想した静香は二人に必死に声をかける。

「やめましょう……って、聞いてない。あっ! だ、ダメです。写真は撮らないで!
歌織さん、杏奈! 早くこの場を離れましょう――!!」

だが、無情にも時は既に遅し。

逃げ道を失くした静香は「厄日だ」と観念したように天を仰ぎ、
この世で一番頼りにしたくない男へとヘルプの電話をかけるのだった。


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