19: ◆7OUWtrrklk[saga]
2018/03/22(木) 17:59:01.19 ID:i93qXE2v0
霞の小さい手が髪を撫でる。目の前にあるのは白。霞の制服の生地の色で、部位はお腹。
すーっと息を吸えば鼻から霞の香りが鼻腔を満たし、その先の脳髄をくすぐる。
霞「まったく……図体はデカい癖に甘えたなんだから……」
そういう霞、だが呆れているような口ぶりでも声色は嬉しそうだ。
こんな姿、他の子たちが見たら卒倒するかしらね、と思うとなんとなく優越感がある。
……自分のほかにもこの姿を知っているのが三人いるのが引っかかるが。
提督「…………今日も疲れたな」
霞「ええ、遅くまでご苦労様。言っとくけど寝ないでよ? 以前足がしびれて動けなくなったんだから」
提督「…………善処は……する……」
くぐもった声は既に胡乱だ。しかたないわねぇ、と霞は呆れながら小さくおやすみ、と声をかける。
その声が届いたかは定かでないが、数分後には提督は規則正しい呼吸をするだけになってしまった。
霞「……司令官? 寝たかしら……?」
再度囁くような声。返事はない。
すると霞は柔らかく微笑んで、こっそりとその頬へキスをした。
霞「今日もお疲れさま。ゆっくり休んで、明日に備えなさい」
優しく、慈しむように囁き、薄く歌う鼻歌はシューベルト。
霞は誰にも見せたことのない優しい表情で、提督の頭を撫で続けていた。
37Res/31.00 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20