20: ◆7OUWtrrklk[saga]
2018/03/22(木) 18:00:02.12 ID:i93qXE2v0
その日、全ての艦娘が講堂へ集まっていた。
いずれの艦娘の眼には轟々と燃え盛る闘志があり、今にも海へ駆け出しそうな勢いだ。
その張りつめた空気の中、一人の大男が壇上へ上った。
後ろにつくのは秘書艦、叢雲。
白銀の髪をなびかせて、得意気にしているがその眼には戦艦にも負けないほどの炎が宿っている。
提督はその大きな体に相応しい大声で、一言告げた。
征け、何も恐れるな。
作戦は一人残らず頭の中に叩き込まれている。我先にと、しかし統率のとれた動きで彼女たちは海へと駆け出して行った。
目指すは勝利。
あの暁の水平線に未来永劫残り続ける勝利を刻み付けるために。
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