加蓮「……ねえ、私の眷属になってよ」奈緒「え……」
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82
:
名無しNIPPER
[saga]
2018/03/22(木) 00:15:40.51 ID:pEANMrWe0
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食事を済ませ、風呂にも入ってきたあたしは加蓮の部屋にたどり着く。
「はいるぞー」
以下略
AAS
83
:
名無しNIPPER
[saga]
2018/03/22(木) 00:16:20.10 ID:pEANMrWe0
「そうだ、この前お城に報告に行ってきたんでしょ?どうだったの?」
「ああ、月一の報告のやつか。そういえばなんだかんだ言ってなかったっけ。別になんともなかったよ」
「ホントに?」
以下略
AAS
84
:
名無しNIPPER
[saga]
2018/03/22(木) 00:17:18.94 ID:pEANMrWe0
「ねえ、奈緒。聞いてくれる?」
加蓮が急に真面目な顔になってあたしの方を見る。
急にどうしたんだ……?
以下略
AAS
85
:
名無しNIPPER
[saga]
2018/03/22(木) 00:17:56.33 ID:pEANMrWe0
ーーーーーー
それは翌日、加蓮と昼食を食べていたときだった。
「誰か来る……」
以下略
AAS
86
:
名無しNIPPER
[saga]
2018/03/22(木) 00:18:23.04 ID:pEANMrWe0
それで、この人たちは……3人いるのか。1人は美波みたいだな。あとの2人は……見たことない顔だな。1人はごつい鎧とハンマーを持っていてめちゃくちゃでかい。もう1人は軽装に杖を持っていて小さい。対照的だな……。
というかあの装備。明らかに銀でできた槍とハンマーだ。それに、聖水とか十字架とかこれはまるで……。
「なぁ、加蓮。これってもしかして……」
以下略
AAS
87
:
名無しNIPPER
[saga]
2018/03/22(木) 00:18:59.45 ID:pEANMrWe0
確かに人間が吸血鬼に戦いを教わるなんかおかしいし、近くに吸血鬼がいるってだけでも普通の人には怖いことなのかもしれない。
でも、加蓮はそんなやつじゃないし、そのことだってあたしから何回も王様に説明した。加蓮だってわざわざ自分の弱点も含んだ特徴を書いた手紙を渡して信用を得ようとした。
なのに……なのに……信じてもらえなかったってことか……。
以下略
AAS
88
:
名無しNIPPER
[saga]
2018/03/22(木) 00:19:31.36 ID:pEANMrWe0
ーーーーーーーーーーーー
どうする!?考えろ!美波たちが来る前に、この状況を打開する方法を考えないと!?
「ねえ、奈緒……。聞いて」
以下略
AAS
89
:
名無しNIPPER
[saga]
2018/03/22(木) 00:20:05.72 ID:pEANMrWe0
「だよね。じゃあ2つ目。私が自ら出て行って殺される」
「ダメだ!加蓮は悪くない!ここで死ぬ必要はないんだ!」
あたしが迂闊に話しすぎたっ!冷静に考えれば、近くの森に吸血鬼がいたら退治するのも当たり前のことだ。どうしてそんなことにも気づかなかったんだ!
以下略
AAS
90
:
名無しNIPPER
[saga]
2018/03/22(木) 00:20:42.02 ID:pEANMrWe0
「なぁ、加蓮。お前って身代わりを作る魔法とか使えたりするか?」
「できないこともないけど……」
「じゃあ加蓮がその身代わりを作って、加蓮が殺されたことにしよう」
以下略
AAS
91
:
名無しNIPPER
[saga]
2018/03/22(木) 00:21:34.34 ID:pEANMrWe0
「一応聞いておくがどれくらいかかりそうだ?」
「相手も相当な手練れだろうし、生半可なものじゃ騙せない。せめて20分……いや15分ってところ」
「オーケー、まかせろ」
以下略
AAS
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