加蓮「……ねえ、私の眷属になってよ」奈緒「え……」
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19:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 13:03:08.15 ID:RrjEOvhp0
「それじゃあお前にメリットがないんじゃないか?」

「まあそうだね。アンタが眷属になったときのメリットは2つ。」

「1つは私が好きな時に血が吸えること。眷属の血はおいしいらしいんだよね」

「あっ、もちろん死なない程度には抑えるからね」

慌てて訂正する加蓮。
血を吸われるってどんな感覚なのかな……。いや!吸われる気はないけどな!

「もう1つはこの屋敷で一緒に暮らせること。やっぱり1人だと退屈なんだよね」

加蓮は窓の外を眺めながら言う。
そりゃあ、数百年も1人じゃ暇だよなぁ。ちょっと同情するぜ。

「これぐらいかな。どう?」

「ちょっと考えさせてくれ……」

あからさまに考え始めるフリをする。どうしたらこの状況を打開できるか。こういうときは、まず1番してはいけないことをしないことが大事だ、っていうのが兵士やってた時からのあたしの考えだ。この場合は眷属になること。眷属になると人間をやめることになる。これだけは絶対に回避しないとな……。



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