233:亜人好き ◆HQmKQahCZs
2018/12/14(金) 11:50:34.44 ID:y8iP/2u10
「だけど困ったことに天才なのよ。私たち生徒会になくてはならない存在なの」
少年「………」
ローブの中の二つの黄色い光がこっちを見ている。そこから読み取れる感情はない。いったいどういう人なのか。なにもわからないその姿に思うことは怪しい、その一点のみだった。
天才に変人が多いことは知っているがそれでも幻覚剤を使用している人は実害がでる時点でもはや論外だ。
「信用しなくていいわ。ただ許してほしいだけ。ね?」
耳元で再度囁かれる声色はとても優しそうに感じる。ただそれが俺を騙しているのかもしれない。ただそれでも俺はヒョウカさんに言われたことを守ってこくりと頷いた。
「ありがとう。ちゃんとセルリアには後でお説教して、べリアは土に埋めておくから」
彼の方は一体何をしたというのか。まぁこないだのことがあるから別にかまわないんだけども。
「そういえば生徒会室の前に立ってたみたいですけど、なにかご用でも?」
「そういえばそうねぇ。クレルちゃん、紅茶をいれてちょうだいな」
「“紅茶を入れるのは任せ”ティー“ なんちて」
少年「………………」
「………………」
「………………」
「………………」
「………………」
「………………」
「なんか言ってぇっ!!」
………………
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