【バンドリ】氷川日菜「あまざらしなおねーちゃん」
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37:名無しNIPPER[sage]
2018/03/01(木) 09:01:47.17 ID:ueeqel/10

日菜「……つぐちゃん?」

つぐみ「ごめんなさい。どうしたらいいか分からなくて……泣いている蘭ちゃんに、巴ちゃんがこうしてたなって思って」

日菜「…………」

つぐみ「その、私なんかが口を出していい問題じゃないかもしれません。でも、駄目です、日菜先輩。1人で全部抱え込んじゃ……駄目です」

つぐみ「日菜先輩、言ってたじゃないですか。何かあったら頼りにするって。今がまさにそうする時……だと私は思います」

日菜「…………」

日菜(つぐちゃんの制服からは微かにコーヒーの匂いがした。それに混じってシャンプーのほのかな香りも漂ってくる)

日菜(その香りが、なんだかあたしを落ち着かせてくれたような気がした)

つぐみ「私も、その、頑張り過ぎちゃって倒れたりとかってしますから……日菜先輩の気持ちもちょっとだけ、分かると思います」

つぐみ「もっと頑張らなくちゃ、みんなに置いていかれないようにしなくちゃ、って焦っちゃうんですよね」

日菜「……うん」

つぐみ「それは考えすぎだって、紗夜さんに言われたことがあります。私は、確かにその通りだなって思いました」

つぐみ「アフターグロウのみんなに置いていかれるかもって……よく考えたら、誰かが遅れそうなら、きっとみんな立ち止まって待っててくれますから」

日菜「……うん」

つぐみ「それと一緒だと思うんです。日菜先輩は1人じゃないです」

つぐみ「イヴちゃんとか、パスパレのみんながいるじゃないですか。リサ先輩だって、ロゼリアの方たちだっているじゃないですか」

つぐみ「もちろん私だって……力不足ですけど、いますから」

日菜「……うん」

つぐみ「だから、1人で塞ぎこむのは駄目……だと思います」

つぐみ「きっと紗夜さんも――記憶をなくした紗夜さんも、いつもの紗夜さんも、日菜先輩が悩んで苦しむことなんて望んでないですよ」

日菜「……そっか」

つぐみ「きっとそうですよ」

日菜「……ありがと、つぐちゃん」

日菜「……もうへーきだよ」

つぐみ「あっ……、ご、ごめんなさいっ」

日菜(つぐちゃんはそう言ってから少し赤い顔をして体を離した)


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