未来を置き去りにしてバイトをする
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70:名無しNIPPER[saga]
2018/03/05(月) 02:28:37.53 ID:huWTQLF90
しばらくして,男仁と共にワゴン車が現れた.

ワゴン車に載せられているのは,4荷の銀色のアタッシュケースだ.

「今からこれを昇天斎場へ運びます.かなり重いと思いますから,頑張ってください」
以下略 AAS



71:名無しNIPPER[saga]
2018/03/05(月) 02:33:30.49 ID:huWTQLF90
僕は了承し,眼鏡ごとPAIを外し,男仁さんに手渡した.

男仁さんは,さっそくPAIを装備すると,レンズに表示された地図上に目線を走らせた.

その目線を追って,PAIは忙しく地図に経路を作成するだろう
以下略 AAS



72:名無しNIPPER[saga]
2018/03/05(月) 02:43:30.30 ID:huWTQLF90
「3世代以上前の古い型ですね.もう市場には出回っていないはず.どこで,手に入れたんです?」

「マニアの知り合いが,譲ってくれたものです」

そいつは今頃,ラーメン屋で下準備に追われていることだろう.
以下略 AAS



73:名無しNIPPER[saga]
2018/03/05(月) 02:58:52.73 ID:huWTQLF90
「しかし,その御友人も魔訶不思議な方ですね.老婆心ながら申し上げると,そのPAIはさっさと手放すか,返してしまうのが良いでしょう」

「?なぜです.PAI,後で話は聞くから,静かにしていてくれ」

俺の質問がまるで不要だと言わんばかりに,掌の上でPAIが低く震えていた.
以下略 AAS



74:名無しNIPPER[saga]
2018/03/05(月) 03:04:25.44 ID:huWTQLF90
「興味がおありなら,その辺を話しながら,運びましょうか.もうそろそろ,出発する時間です」

男仁さんと僕はアタッシュケースを二つずつアタッシュケースを持って,その部屋を後にした.




75:名無しNIPPER[saga]
2018/03/05(月) 03:27:55.85 ID:huWTQLF90
それから数時間,僕はアタッシュケースを両腕に吊るし,重さなど感じぬ様子で歩く男仁さんの跡を追いかけた,

太陽はほぼ中天にかかっている.男仁さんによると昇天斎場の周りでご飯をとるという話だったが,その前に身体が限界を迎えそうだ.


以下略 AAS



76:名無しNIPPER[saga]
2018/03/05(月) 03:35:42.68 ID:huWTQLF90
そこで僕がへばっていることに気が付いたのか男仁さんが歩行速度を落として,横に並んだ.

「君は文句も言わず,よく頑張っています.休憩がてら,喫茶店で話の続きをしましょうか」


以下略 AAS



77:名無しNIPPER[sage]
2018/03/05(月) 03:55:08.59 ID:b6GoW3mno
2


78:名無しNIPPER[sage]
2018/03/05(月) 09:13:49.28 ID:wsM8K0iBo
お店は監視カメラあるはず


79:名無しNIPPER[sage]
2018/03/06(火) 03:07:53.03 ID:tHueZodT0
>>78のような良いガキは嫌いだよ


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