4: ◆6X9N3xfEM.[sage saga]
2018/02/25(日) 18:10:11.80 ID:2bW172L/O
奈緒「あとな、天才的な頭脳ってのは脚本次第だからどうにでもなるんだけど」
加蓮「だけど?」
奈緒「病弱な少女ってのがなあ。あたしのキャラと離れ過ぎじゃないか?」
5: ◆6X9N3xfEM.[sage saga]
2018/02/25(日) 18:11:16.59 ID:2bW172L/O
奈緒「なあ加蓮」
加蓮「なあに奈緒」
奈緒「どうしてあたしはベッドに寝てるんだ?」
6: ◆6X9N3xfEM.[sage saga]
2018/02/25(日) 18:12:30.63 ID:2bW172L/O
奈緒「なあ、それで病人の気持ちになるって何をしたらいいんだ」
加蓮「何もしないよ」
奈緒「えっ!?」
7: ◆6X9N3xfEM.[sage saga]
2018/02/25(日) 18:14:56.42 ID:2bW172L/O
奈緒「うーん、退屈だな」
加蓮「まだ30分も経ってないよ、奈緒は辛抱が足りないね」
奈緒「ただ寝てるだけじゃ、って、加蓮はスマホいじって何してるんだ?」
8: ◆6X9N3xfEM.[sage saga]
2018/02/25(日) 18:16:58.46 ID:2bW172L/O
加蓮「お待たせー、じゃーん。プリン持ってきたよ。」
奈緒「おお、どうしたんだそれ」
加蓮「ちひろさんがくれたんだよ。お客さんに貰ったんだって。はい、奈緒の分」
9: ◆6X9N3xfEM.[sage saga]
2018/02/25(日) 18:18:05.52 ID:2bW172L/O
奈緒「はあ…、プリン食べるだけでだいぶ疲れたぞ」
加蓮「いつもなら何気なく食べているプリンだけで疲労してしまう、それが病気なの!」
奈緒「だからわかったって!」
10: ◆6X9N3xfEM.[sage saga]
2018/02/25(日) 18:19:36.83 ID:2bW172L/O
加蓮「それにしても漫画だからってちょっとやりすぎじゃない?」
奈緒「でも病気で入院してる時は寂しいんだろ。誰か来てもらえたら嬉しいんじゃないのか?」
加蓮「甘い、甘いよ奈緒。まだ病人の気持ちが全然分かってない!」
11: ◆6X9N3xfEM.[sage saga]
2018/02/25(日) 18:23:17.26 ID:2bW172L/O
ガチャ
「やあ寂しくさせてごめんね、この花を見て笑顔を取り戻してよ」
奈緒「うわあ!ドアが開いて花の群れがなだれ込んで来た!っていうか喋った!」
12: ◆6X9N3xfEM.[sage saga]
2018/02/25(日) 18:25:17.32 ID:2bW172L/O
みりあ「わぁー、お花だ。ねえねえ凛ちゃん、奈緒ちゃんにプレゼント?プロポーズするの?」
比奈「見事な花束ッスねぇ〜。今度描く原稿の参考にさせてもらうッス」
夕美「お花?お花だよね!こっちからお花の香りがしたから駆け付けてきたんだっ!」
13: ◆6X9N3xfEM.[sage saga]
2018/02/25(日) 18:27:28.39 ID:2bW172L/O
奈緒「はぁ、なんか一気に疲れたぞ。主にツッコミで」
加蓮「そう、親切心からお見舞に来てもかえって患者を疲れさせてしまうことがある。それが、」
奈緒「もういいからっ!」
14: ◆6X9N3xfEM.[sage saga]
2018/02/25(日) 18:29:13.68 ID:2bW172L/O
凛「それで、奈緒オーディションの練習するんでしょ。私も手伝うよ」
加蓮「ごまかした」
奈緒「うーん、でも練習といってもなにをしたらいいんだ?」
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