14: ◆6X9N3xfEM.[sage saga]
2018/02/25(日) 18:29:13.68 ID:2bW172L/O
凛「それで、奈緒オーディションの練習するんでしょ。私も手伝うよ」
加蓮「ごまかした」
奈緒「うーん、でも練習といってもなにをしたらいいんだ?」
加蓮「三人居るんだから漫画のセリフを読み合わせてみない?ドラマの台本とは違うけど練習にはなるでしょ」
凛「うん、そうだね」
奈緒「じゃあ、どの話にしようか」
加蓮「うーん、これなんかいいんじゃない?多分ドラマでもこのエピソードやるでしょ」
奈緒「ああ少女連続猟奇殺人事件か」
凛「たしか主人公の主治医が犯人なんだっけ?」
奈緒「そう、病院長の息子という立場を利用して証拠を隠滅していたんだ」
加蓮「酷い話だよね」
奈緒「人の命を救う医者なのにその地位を利用して悪事を働くなんて許せないよな」
加蓮「大病院なんて医者の権力争いが激しいんだから、そんな事したらすぐに密告されて父親と一緒に終わりなのに。リアリティの無い酷いシナリオだよね」
奈緒「そっちかよ!加蓮はどれだけ病院に悪い印象があるんだ!」
凛「でも犯人に襲われそうになった主人公が、助けてくれた刑事に心を許すようになった大事な転機だよね」
加蓮「たまたま読んだにしては詳しく覚えてるね」
凛「い、いいじゃない。ほら、じゃあ始めるよ。配役決めよう」
奈緒「あたしは主人公の役だろ」
加蓮「凛は花束持ってきたから刑事役で、私は犯人の医者役、かな」
凛「うん、それじゃあ始めようか」
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