2:名無しNIPPER[sage]
2018/02/21(水) 23:03:02.08 ID:pphjyO2g0
半年前
鈴「ううーん……むうぅ………」
3:名無しNIPPER[saga]
2018/02/21(水) 23:40:42.58 ID:pphjyO2g0
鈴「決めた!このデミグラスにする!じゃあお手洗いに行ってくるから先に頼んでおいてくれ!」
理樹(そう言うと鈴は落ち着きのない様子で立ち上がっていった)
笹瀬川「本当に落ち着きのない子ね…」
4:名無しNIPPER[sage]
2018/02/21(水) 23:49:32.75 ID:KXweCNHp0
期待
5:名無しNIPPER[saga]
2018/02/22(木) 00:05:15.05 ID:Ik7A5N6V0
理樹(そう。依然、鈴との関係は前に進んでいない。というより高校からむしろ後退している。「あちら」の世界での僕達は確か付き合っていたと思われるが、それはあくまでその時の話。現実に帰還してから今に至るまで状況が状況のため、鈴とそういった空気になる事がなかった。これでは恭介達も草葉の陰で泣いていることだろう)
理樹「……っていうかなんで笹瀬川さん僕の気持ち分かったの!?そんな素振りあったっけ!?」
笹瀬川「いや……なんというか、あなたの動き全てがそういう素振りですわ……」
6:名無しNIPPER[saga]
2018/02/22(木) 00:27:59.06 ID:Ik7A5N6V0
理樹「そ、それはどういう……」
鈴「さっきは待たせて悪かったな!」
理樹「あっ、おっ、お帰り!」
7:名無しNIPPER[saga]
2018/02/22(木) 00:40:31.20 ID:Ik7A5N6V0
鈴「今日もいっぱい遊んだな。もう財布がすっからかんだっ」
理樹「そうだねぇ」
理樹(あれから遊ぶ所の気分ではなかった)
8:名無しNIPPER[saga]
2018/02/22(木) 01:22:12.29 ID:Ik7A5N6V0
二日前
笹瀬川(私が彼女らを見つけたのはサークルの練習終わりでしたわ)
鈴「〜〜〜」
9:名無しNIPPER[saga]
2018/02/22(木) 01:38:45.22 ID:Ik7A5N6V0
笹瀬川「……以上が私の知るところです」
理樹(笹瀬川さんの報告で一つ思い出したことがあった)
理樹「……そういえば昔、恭介がこんな事を言ってた気がする」
10:名無しNIPPER[saga]
2018/02/22(木) 02:27:52.22 ID:Ik7A5N6V0
理樹(家の時計の針が12時を指していた。大学は大いに遅刻だ)
理樹「……今頃、鈴は食事か」
理樹(あれからずっとあらゆる事を考えた。その男性とはどういう人なのか、鈴はその人とどこまでいくのか、今すぐ僕が付き合おうなんて言うのは不自然過ぎるのではないか……どれも最後は鈴に行き着く。僕は自分でも気づかないうちにあの事故から唯一共に生還した鈴のことを必要以上に依存しているのかもしれない。鈴にみんなの存在をまとめて重ねているのかもしれない)
11:名無しNIPPER[saga]
2018/02/22(木) 02:39:21.02 ID:Ik7A5N6V0
男「とにかく二人がどっかで君に隠れて会ってたりしない限り疑わなくてもいいでしょ。だいたい佐々美さん?も君の大事な友達なんだろ?君に疑われちゃ可哀想じゃない」
鈴「そ、そうだが……そうなんだけど……」
男「ん〜〜もうそこまで思い詰めるなら思い切って告ったら?今までの聞いてたら絶対イケるって」
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