76:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/20(火) 01:49:39.70 ID:PoruoH2d0
「サーバルちゃんは、初対面のぼくにも優しくしてくれました。分からないことを教えてくれたり、励ましてくれたり……ずっと、支えられてきたんです。もし、サーバルちゃんがあの時ぼくに気づかなかったら、ぼくはとっくにセルリアンの餌食になっていたかもしれません」
「サーバルちゃんのいない世界なんて、ぼくには想像できないんです」
ぼくは思ったことを率直に、丁寧に助手さんに話した。息を整え、考えながら話すことで、だんだんと頭の中が整理され、気分も少しずつ落ち着いていった。
「…………」
「……あっ、すみません。長々と話しちゃって……」
「いえ……」
「……似てますね、私と」
「えっ……」
「かばん! これを見るのです!!」
ぼくが聞き返そうとしたその時、博士さんが興奮気味にぼく達の前に降りてきた。
「どこでサボってたんですか、博士」
「失礼な! ちゃんと調べていたのです!」
「それはともかく、どうかしたんですか?」
131Res/157.62 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20