75:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/20(火) 01:49:06.13 ID:PoruoH2d0
「ふう……」
「かばん。熱心なのはいいですが、体を壊したら元も子もないのです。無理は禁物ですよ」
「すみません。ビーバーさんにも同じことを言われてたのに……」
「おまえにとって、サーバルはそこまでする程大切な存在なのですか?」
「……はい。かけがえのない、大切なフレンズです」
「それはなぜ?」
助手の目がじっとこちらを見据えた。本人にその気はないはずなのに、辺りの空気が張り詰める。ぼくは緊張から体を硬くしてしまった。
「…………ぼくは、動物だった頃の記憶もないまま、ヒトのフレンズとしてさばんなちほーで生まれました。ここはどこで、自分は何者なのか……何も分からないし、どうすればいいかなんて、誰も教えてくれません」
「そんな時に、出会ったんです。サーバルちゃんに」
「…………」
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