52:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/20(火) 01:29:33.28 ID:PoruoH2d0
「さっ…………サーバルちゃん、起きて、ねえ起きてよ…………サーバルちゃん!!」
ぼくは叫びながらサーバルちゃんを揺さぶった。
サーバルちゃんはびくとも動かず、むしろさっきよりずっと静かだった。
それがぼくにとって、逆に怖かった。
「サーバルちゃん! サーバルちゃん!!」
体を揺さぶる。大声で呼びかける。
彼女が起きる気配はない。
「サーバルちゃん!……………………お願い…………お願いだから……起きてよ…………!」
「うっ…………ぐすっ…………うぅ……っ…………」
ぼくは泣いていた。サーバルちゃんを抱きしめながら、地面に涙をぼろぼろと落としていた。
さっきまで安易に考えていた愚かな自分が――――何もできない自分が、恥ずかしくて、憎くて、しょうがなかった。
このままだと、
ぼくも、
サーバルちゃんも、
壊れてしまう。
131Res/157.62 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20