29:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/20(火) 01:05:20.06 ID:PoruoH2d0
「す……すごい」
「本当に一人で持ち上げるなんて……」
「こ、これくらい余裕だ。ほら、せっかく動けるようにしたんだ。さっさと行きな」
ぼくたちの反応に満更でもない顔を一瞬浮かべ、すぐさま慌てて目を背けたヒグマは、ぼくに声をかけて促した。
素直じゃないけれど、ぼくのことを思って言ってくれているのが伝わってきた。
「キンシコウさん、リカオンさん、ヒグマさん。本当にありがとうございました!」
「……じゃあな」
「またね、かばんさん。サーバルを助けてあげてね」
「気をつけてくださいねー!」
「はい!」
三人の優しいフレンズに見送られながら、ぼくはバスを走らせる。
目指す「こはん」まで一直線だ。
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