25:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/20(火) 00:56:45.49 ID:PoruoH2d0
「おい」
「…………」
「おい、サーバル!」
「えっ!?」
「おまえは大丈夫なのか?」
「あ、えっと…………私も大丈夫だよ。助けてくれてありがとう、キンシコウ、ヒグマ、リ――」
ずきっ
「!?」
「……サーバルちゃん?」
「いっ…………あぁっ…………!」
突然、激しい頭痛を感じた私は、あまりの痛さにその場から動けなくなった。
「うぅっ……」
どさっ
ぐらりと足から崩れて、私の体はかばんちゃんにもたれかかる。
「さ……サーバルちゃん! サーバルちゃん!」
疲労、恐怖、焦燥感……さまざまなストレスが積もり積もった体は、もうとっくに許容量をオーバーしていたのかもしれない。
かばんちゃんの必死に叫ぶ声さえも、どこか遠い世界の出来事のようで。
私は再び目を閉じた。
夢は、いつまでも終わらない。
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