107:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/20(火) 02:08:00.22 ID:PoruoH2d0
「かみ……ひこーき?」
プレーリーが取り出したのは他でもない、かばんちゃんが作ったかみひこーきだった。プレーリーはそれを「えいっ!」と、セルリアンとは反対の方向へ飛ばした。
「あれを追いかけるのであります! きっとサーバル殿を導いてくれるのであります!」
「わ……分かった! 追いかけてみる!」
一か八か、私は二人の言うことを信じて追いかけることにした。
何度も何度も繰り返したこの夢に、確かな変化が生まれ始めている。この変化を利用すれば、もしかすれば……今までになかった、新しい何かにたどり着くかもしれない。
不安と希望が入り混じった状況の中、私はとにかく、木々の間を不規則に飛ぶかみひこーきを追いかけ続けた。
ぐらっ
どすん!
「みゃっ!」
突如、どすんと音が鳴り、大きな巨木が道を塞いだ。
得意のサーバルジャンプも、さっきの足の怪我のせいで、思うように飛べそうにない。
「どうしよう、このままじゃ……」
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