5:名無しNIPPER[sage]
2018/02/14(水) 23:30:16.48 ID:ZHvlmj8j0
2. 二宮飛鳥「ある日の朝」
ピピピ、ピピピ。カチッ。
朝だ。カーテンの隙間から朝日が差し込んでいる。朝はいつもこうだ。どれだけ長く夢を見ようと、朝は等しく眠い。……だからと言って、お気に入りのラジオを遅くまで聴いて良いわけではないが。
掛け布団と枕の隙間から時計を確認すると、七時を少し越え、長針が二の数字へ差し掛かろうとしていた。今日は少し遠いところでロケがある。八時半過ぎに合流する予定だから、あと五分だけ……。
布団のさらに奥へ潜り込み、一瞬の二度寝を味わおうとしたところだった。
コンコン、コンコン。
誰だ、ボクの二度寝を邪魔する奴は。こんな時間にボクの家へ来るような人は……周子さんと、フレデリカ……と考えたところで、ドアの向こうの主から声が聞こえた。
「飛鳥、起きてるか?」
なんだ、キミか……。予定の時間まで余裕はある。申し訳ないけど、あと五分は──
カチッ、ガチャ。
「邪魔するぞー。まだ寝てるのか?」
そういえば彼は合鍵を持っているんだったな……。何度か家へ呼んでいるうちに、面倒になって鍵を渡していた。まだこっちは眠っているというのに、入ってくるやつがいるか。
いや、こうやって狸寝入りしているボクが全面的に悪い……のか?
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