1:名無しNIPPER[sage]
2018/02/14(水) 23:27:46.30 ID:ZHvlmj8j0
短編3つとなります。
1. モバP「飛鳥とスタドリ」
2. 二宮飛鳥「ある日の朝」
3. 二宮飛鳥「キミに贈るもの」
SSWiki : ss.vip2ch.com
2:名無しNIPPER[sage]
2018/02/14(水) 23:28:23.23 ID:ZHvlmj8j0
1. モバP「飛鳥とスタドリ」
「お疲れのようだね」そう言いながら、飛鳥は僕にスタドリを差し出した。ちひろさんから頼まれたんだ、と彼女は目を逸らしながら付け足す。
いつものアンニュイな表情にとてもマッチしているその動作を見て、少し遊びたくなった。
あれ、これちひろさんからか? いつもならここにメッセージが書かれてるんだが……。一瞬驚いたような表情を見せた彼女だったが、すぐにいつもの表情へ戻った。
3:名無しNIPPER[sage]
2018/02/14(水) 23:29:05.62 ID:ZHvlmj8j0
「全く、キミのそういうところが気に食わない。言いたいことはたくさんあるが、今は早く仕事を終わらせてくれ」
そう言いながらこちらに背を向け、机に寄りかかる。なんというか、彼女なりの励ましだろう。わかった、とだけ返事をしてから仕事を再開する。
キーボードを叩く音だけが室内に響く。飛鳥は机に寄りかかったままだ。不思議な空間が広がっていたが、彼女がそれを良しとしているのであれば、僕も良しとした。
程なくして携帯のバイブが鳴った。自分の携帯を確認しても特に通知はなかった。ということは彼女のだろう。見上げるとちょうど携帯を確認しているところだった。
4:名無しNIPPER[sage]
2018/02/14(水) 23:29:39.22 ID:ZHvlmj8j0
彼女が部屋から出たのを確認してから、PCの画面へ目を移す。さて、まだ一ページ目の企画書をどうしたものか。
気合をいれるために飛鳥から受け取ったスタドリを一気に飲み干す。体内に栄養がめぐり、頭が冴えてきた。時刻は午後九時を回ったところだ。朝までには片付けよう。
担当アイドルである飛鳥の顔を思い浮かべながら、仕事を再開した。
14Res/12.24 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20