森久保乃々「さよなら、森久保」
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18:名無しNIPPER[saga]
2018/01/23(火) 19:11:31.64 ID:QxgIwWOp0

 私と森久保の日々に転機が訪れたのは私が十四歳になったときの夏休みでした。
 
 私は夏の照り付ける日差しがどうも苦手、という体にして、
 特に外出することもなく部屋に引きこもり、本を読んで過ごしていました。

 その日も私は自室のベッドに横たわり、
 隣の家の庭の大きな木に止まる蝉の声を聞きながら、漫画を読んでいました。

 ピンポンと来客を知らせるチャイムの音が鳴りました。
 リビングに母がいることは知っていたので、私は何もせずじっとしていました。

 すると、しばらくしてから「乃々」と母が私を呼ぶ声がしました。

 リビングへと下りていくと、
 そこでは叔父が麦茶を飲み、タオルで汗を拭いながら、私のことを待っていました。



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