20:名無しNIPPER[sage]
2018/01/17(水) 00:56:52.56 ID:2X1um2xF0
P「…………」ハラハラ
トレーナー「だが、それは今のままだったらの話だ」
ほたる「…………」
トレーナー「君のレッスン中の嬉しいという表情、そしてアイドルとして輝けないとバッサリ切られた今の悔しいという表情……両方ともとてもいい目をしている。根性とガッツのある素晴らしい目だ。私はとても気に入った」
トレーナー「そういう人間は絶対に腐らない。今は無理だとしても、いつの日か、君なら必ずステージの上で光り輝ける」
ほたる(トレーナーさんはそう言うと、優しく微笑んで私にタオルを差し出してくれました)
ほたる(……こんな風に評価してもらった事なんて、人生で一度もありませんでした。体の奥から熱いものが生まれて、それが全身に巡っていくような気がしました)
トレーナー「君の体力や能力に合わせたレッスンメニューを今日中に用意しよう。明日からはそれに沿ったレッスンをこなしてもらう」
ほたる「……はいっ、ありがとうございますっ」
トレーナー「こちらこそ。君のような熱心な人間を看る事が出来るのはトレーナー冥利に尽きる。では、今日はこれまでだ」
トレーナー「君の胸の内に燻る思いは承知しているが、オーバーワークは厳禁だ。休む事もレッスンの一つだと心得るように」
ほたる(トレーナーさんはそう言うと、颯爽とした立ち居振る舞いでレッスンルームを出ていきました)
ほたる(その姿が女性の方なのにとてもカッコよく見えました)
P「…………」ホッ
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