19:名無しNIPPER[sage]
2018/01/17(水) 00:56:02.95 ID:2X1um2xF0
ほたる(それからしばらく、プロデューサーさんとトレーナーさんの前で、何種類かの体力テスト、それと発声とダンスと表情のレッスンを行いました)
ほたる(トレーナーさんの出してくれるそれらは最初こそきついと感じました。でも、今までのプロダクションではこんなレッスンすらさせてくれませんでした)
ほたる(アイドルとしての基礎力を積んでいる、という事実を意識できると、なんだかとても嬉しい気持ちになりました。それと同時に、もっと上手に体を動かしたい、もっと上手に声が出したいと、自分の力量不足にもどかしい気持ちも生まれました)
トレーナー「よし、そこまでだ」
ほたる「はぁ、はぁ……ありがとうございました……」
P「…………」
トレーナー「ほたる君、正直に言おう」
ほたる「……はい」
トレーナー「今の君ではアイドルとしてステージで輝く事は到底無理だろう」
ほたる「っ……」
ほたる(分かってはいました。今の自分の動きや発声なんかを見せられたって、拙すぎてきっと誰も拍手をくれないでしょう)
ほたる(それが悔しい、歯がゆい)
ほたる(『やっぱり私なんかがアイドルになんてなれない……』、そう思って諦めてしまうのが今までの事でした。でも今は、私の胸の内は悔しさでいっぱいでした)
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