関裕美「0点の笑顔をあなたに」
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4: ◆5AkoLefT7E[saga]
2018/01/12(金) 23:41:31.87 ID:rvz5aNSu0

行きにも通ったはずだけど、気が付かなかったな。まあ、お店を探すのに集中してたからだと思う。
いつもだったらこんなポスター、気にも留めないはずだった。だったんだけど。
そこに写っている女の子に、その笑顔に、私は見惚れてしまった。
どれくらいの間、見ていたんだろう。ほんの一瞬だけかもしれないし、何十分も目を奪われていたのかもしれない。
以下略 AAS



5: ◆5AkoLefT7E[saga]
2018/01/12(金) 23:42:29.24 ID:rvz5aNSu0

そこでふと、冷静になってみた。
アイドル事務所の前で、熱心にアイドル募集のポスターを見ている私……
……あれ?
こ、これじゃまるでアイドルになりたいみたいじゃない!
以下略 AAS



6: ◆5AkoLefT7E[saga]
2018/01/12(金) 23:44:44.13 ID:rvz5aNSu0

怪しい人だなって、思ったんだ。正直に言っちゃうと。

「わっ、び、びっくりした……」

以下略 AAS



7: ◆5AkoLefT7E[saga]
2018/01/12(金) 23:45:13.71 ID:rvz5aNSu0

「ま、まあ……その……いいなって思った、けど。私にはなれないし……」

「なれない? ……どうして?」

以下略 AAS



8: ◆5AkoLefT7E[saga]
2018/01/12(金) 23:45:40.74 ID:rvz5aNSu0

その中央には、名前が書かれている。当たり前だよね、名刺なんだから。
それよりも見なきゃいけなかったのは、名前の隣に、一回り小さく書かれた肩書きだった。

「プロデュ……えっ、うそ……アンタ……ここの事務所のプロデューサーなの?」
以下略 AAS



9: ◆5AkoLefT7E[saga]
2018/01/12(金) 23:46:09.34 ID:rvz5aNSu0

そのまま、ポスターの笑顔を捉えたまま、口を開く。

「私も……こんな風に笑えるかな?」

以下略 AAS



10: ◆5AkoLefT7E[saga]
2018/01/12(金) 23:46:37.49 ID:rvz5aNSu0

〜〜〜〜〜

そうして今日、初めて事務所に行く日。

以下略 AAS



11: ◆5AkoLefT7E[saga]
2018/01/12(金) 23:47:09.49 ID:rvz5aNSu0

事務所の前では、既にプロデューサーさんが待っていた。

「お、久しぶり、ようこそ事務所へ」

以下略 AAS



12: ◆5AkoLefT7E[saga]
2018/01/12(金) 23:47:50.89 ID:rvz5aNSu0

「ここがレッスン室だ。運動は得意?」

「自信ないかな……」

以下略 AAS



13: ◆5AkoLefT7E[saga]
2018/01/12(金) 23:48:18.90 ID:rvz5aNSu0

〜〜〜〜〜

「こっちがアイドル部門の部屋で、あっちがシャワー室とお手洗い」

以下略 AAS



14: ◆5AkoLefT7E[saga]
2018/01/12(金) 23:48:49.32 ID:rvz5aNSu0

「はい、上向いてー」

その声と同時に、背中をポンと、叩かれた。

以下略 AAS



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