結城友奈「これは勇者たちの物語」
1- 20
39:名無しNIPPER[saga]
2018/01/17(水) 22:12:16.34 ID:HmVYv3Fmo

*樹海の壁西端

風「──これが勇者部としての結論よ。異論はないわね、東郷?」

美森「……異論も何も、最初からこうなることは見えていました」

風「そうね……。千景は絶対にそのつもりでアタシたちに話し合わせたのよね……」

樹「……」コクコク

夏凜「……でも、私はこうして皆と話し合えて良かったと思う。過程が何よりも大事だったということなのよね……。東郷、あんたもそうなんでしょ?」

美森「……そうね、その通りよ。……だからこそ、千景ちゃんが少し憎いわ」ギリッ

友奈「あはは……。できればぐんちゃんのことを悪く言わないで欲しいかなって……」

夏凜「千景うんぬんよりも友奈が大ごとだったじゃない! なにサラリと別の世界から来ましたとかカミングアウトしてんのよ!?」

風「あー、アタシは逆に納得がいったと言うか、千景に色々とヒントは貰っていたわけだしね……」

美森「……友奈ちゃんは絶対に私のことを忘れない、と約束してくれたわ。けれど、それは共に歩んでくれることを約束してくれたわけじゃない。……でも、許される限りは一緒に居てくれるのよね、友奈ちゃん?」

友奈「うん。東郷さんとの約束は絶対に破らない。この世界で、東郷さんは私の一番の友達なんだから!」

美森「友奈ちゃん……」

風「でも、それって別の世界を入れたら違うってこ──」

樹「……!」オネエチャン! デリカシー!

美森「……」

美森「友奈ちゃん。別の世界も含めて私が一番なのよね?」ニコリ

友奈「……ええと」

美森「一番なのよね?」グイ

友奈「……え、ええと……それは、その……」

夏凜「ねぇ……? もしかして友奈がさっき言っていた、太陽みたいなバーテックスってあれのこと……?」

風「でかっ!? ……なるほど、かなりヤバそうな感じじゃないの?」

樹「……」コクン

美森「……バーテックスまで私の邪魔をするのね。良いわ、その喧嘩買ってあげる!」ギロリ

風「と、東郷がかつてないほど怖い感じなんだけど!?」

夏凜「いやいや、最初に火をつけたのはあんたでしょうに……」

友奈(……ちょっとホッとしてしまったのは内緒だけど、大きなバーテックスが樹海の壁の上を今通り過ぎるようとしていて──)






<<前のレス[*]次のレス[#]>>
95Res/132.97 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice