40:名無しNIPPER[saga]
2018/01/17(水) 22:17:17.12 ID:HmVYv3Fmo
*樹海の壁前
杏「私たちを人間以外だと誤認させている……ですか?」
千景『ええ。私たちが悠長に会話をしながら戦闘開始を可能な限り伸ばしていた理由がそれに当たるわ。どうにもまだ元の精霊の研究が不完全で、一度戦闘が始まってしまえばほとんど無効となってしまうのが欠点だそうよ。……隣でそれを作った人が謝っているけれど、そう言った話も後回しよ』
杏「……色々と納得がいきました。となれば、やはり作戦は先ほどのものでいくのが最善かと思います」
千景『……そうなるでしょうね。……感謝するわ』
杏「はい。必ず成功させてみせます!」
杏(後方に居るあちらの千景さんとの会話を終え、私はタマっち先輩たちの顔を見渡した。そして、口を開く)
杏「作戦に変わりありません。私たちが今より防波堤となります。──皆さんの命、私に預けて下さい」
球子「元々タマたちは死んでいるらしいからな。ま、それでもタマの命、杏に預けた!」
もう一人の千景「アレの話によれば時間がないのでしょう? 私の残機は五。伊予島さん、あなたに預けるわ」
もう一人の友奈「アンちゃんならできる! 大丈夫、私たちも居るよ!」
杏「皆さん……」
杏「……」
杏「行きましょう」
球子・もう一人の友奈『おー!』
もう一人の千景「……ええ」
もう一人の千景(とても癪だけれど、一番おいしいところはあなたに譲ってあげるわ。……だから、絶対に成功させなさい、郡千景)
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