677: ◆takaJZRsBc[saga]
2019/04/21(日) 02:02:48.68 ID:GIEAlWj20
山田「……あの場にいるのが辛かったからですよ」
ドラリーニョ「つらいってどうして?」
山田「僕は……みんなみたいに戦えない。臆病だしデブだし弱いし」
ドラリーニョ「そっかぁ……。でも気にすることないよ! 得意なこともあるでしょ?」
山田「……絵が得意で、二次創作ですが漫画を描けます」
ドラリーニョ「すごいすごい! ぼくマンガ大好き! 今度ぼくも描いてよ!」
山田「…………ハァ」
ドラリーニョ「あれー?」
山田の溜め息にドラリーニョは首をかしげる。
山田「絵が上手くて漫画が描ける……でも、それがなんだって言うんです。結局自分の理想や
妄想を紙の上に披露出来るだけであって、世界の危機に何もすることが出来ない」
山田「……僕は無力なんです」
ドラリーニョ「元気出しなよ。好きなことがあるってとても楽しいことだよ。ぼくサッカー大好き!」
そう言うとドラリーニョは華麗なリフティングを披露する。
山田「励ましてくれるのは有り難いですけど、あなたみたいな人気者には僕の気持ちは
わからないですよ。僕みたいなクラスカースト最下位の人間なんて……」
ドラリーニョ「カースト?」
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