【ガルパン】お姉ちゃんスイッチ
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9:名無しNIPPER[saga]
2018/01/07(日) 21:34:09.99 ID:yFLsf5WwO
 
 心のどこかが反射的に力む。我ながらバカバカしい。今だに一体なんなのだろう。けれど、心の奥底でいろんな気持ちがパッケージ化されてしまっている。箱詰めされたそれらの感情を他人事のように遠くから冷ややかに見つめるまでが、パッケージ化。なのでまぁ、いろいろ思うところはあってもとりあえず表面ッツラは何も変化しないのだった。

「みほが、どうかしました?」


10:名無しNIPPER[saga]
2018/01/07(日) 21:35:06.74 ID:yFLsf5WwO

「うん。私が学校から熊本の実家に帰るとね、いつもみほが、私のスイッチを回してくれるんだ」
「隊長のスイッチ?」
「そう」

以下略 AAS



11:名無しNIPPER[saga]
2018/01/07(日) 21:36:21.55 ID:yFLsf5WwO

「つまり、家にいる間は、私にお姉ちゃんでいてほしかったそうだよ」
「……」

 どうという感想もなかった。
以下略 AAS



12:名無しNIPPER[saga]
2018/01/07(日) 21:36:52.84 ID:yFLsf5WwO
ちょっとお客さんが


13:名無しNIPPER[sage]
2018/01/08(月) 14:58:44.86 ID:mCn0tAfX0
はやく


14:名無しNIPPER[saga]
2018/01/08(月) 20:17:28.94 ID:2JCfL+jf0
「あの子らしいですね」
「うん。だけどみほはもういない。だからもう随分とスイッチはオフのままだよ」
「そうですか」
「スイッチはね、このあたりにある」

以下略 AAS



15:名無しNIPPER[saga]
2018/01/08(月) 20:18:17.63 ID:2JCfL+jf0

「え、あ」

 少し、遅れて、ようやく気づく。隊長はおどけている。こういう時、後輩は先輩のおふざけに付き合うのが礼儀だ。まして隊長は、誰もかれもにふざけたりはしないのだから。
 
以下略 AAS



16:名無しNIPPER[saga]
2018/01/08(月) 20:19:11.44 ID:2JCfL+jf0

 間違えただろうか、と心配になる。でもそうではなかった。
 
「ダイヤル式だ」
「……あぁ、すみません」
以下略 AAS



17:名無しNIPPER[saga]
2018/01/08(月) 20:19:45.06 ID:2JCfL+jf0

「え、えぇ?」

 さすがに、たじろぐ。もっと激しくしろという事なのだろうか。いいのだおるか。
 だけど隊長の声はあくまでも楽しそう。ということは、力を込めても失礼にはあたらない。むしろこのまま何もしないほうが失礼なのかもしれない。
以下略 AAS



18:名無しNIPPER[saga]
2018/01/08(月) 20:20:20.07 ID:2JCfL+jf0

「ん……」

 と隊長がかすかに喉を慣らす。その艶やかな音に手ごたえを感じた。
 
以下略 AAS



19:名無しNIPPER[saga]
2018/01/08(月) 20:21:11.22 ID:2JCfL+jf0

『ぽ へ』といのは少し遠いかもしれない。『に へ』というか『ふにゃぁ』というか、とにかく、これまでに見せたことのない類のだらしない笑い方だった。
 まるで、そうだ……みほ?

「……っ」
以下略 AAS



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