六花「勇太をなんとしてでも独占したい!」
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69: ◆L3c45GW7tE[saga]
2018/01/05(金) 23:30:13.84 ID:6rZ5mY140
やっぱり無力だったんだ……。六花を守れなかった……。俺のやってたことは無駄に等しかったんだ……。中二病はあるって思っても今闇の炎がでてなきゃ意味がないんだ!でも情けないことに立つことすらできない……。意のままに地震が消せない……。魔法は嘘だったのかよ……。所詮俺の調子に乗ったことだ。やっぱりあれは夢じゃないか……。壮大な夢だった……。六花の笑顔が見たい。邪王心眼で吹き飛ばしてほしい。ああ、こんなときだけ他力本願で……。こんなんじゃ今も未来も守り切れない……!俺は神になったって、これじゃ無力と同じじゃないか。
神。
あっ。
もしこの世界が何らかの規定事項で、全ての出来事が始まったときからすでに定まっているとしたら、俺がこの惨劇の中にいるのも誰かの仕業によるもの。それは神だ。
でもその邪悪な神は俺が神になることで消滅した。
全ては平等に死ぬことを約束して。天国へ誘ってそこで真の死を行う世界改変を行った。
そして神は俺をこんな目に遭わせて殺そうとしている。
待った。本当に殺そうとしているのか?それ以外が本当の理由だって、規定事項の隠された確率パラメーター調整の中にあるだろうか。
なにか。なにか俺の中の何かを殺そうと思っているんじゃないか。
それは分からないけれど。
地震と強風を起こしてまでも。
俺は誰にも負けない万能の神になったはずが、細工を凝らして今死ぬ運命に晒される。
何らかの欠陥をついたんだ。俺達の。
ああ、俺が弱いからじゃない。神が起こしたんだ。
世界を勝手に変えられて怒っているんだ。
ああ、なるほど。
叛逆。

なるほどな、すべてわかったぜ!!!

俺は万能のはずなのに、それでも足りない何か。
俺は怖い死にたいって言ってたけど、そして神様が狙い通りに仕組ませた大切な何か。
自分に欠けた、大切な何か。六花にとって、大切な何か。
神は俺から奪おうとしている。それさえあれば世界なんて簡単だからな!
そういう視点から見れば、神が俺に試練を託したともいえるだろうな。
傲慢な神様め。
この世界の支配権は俺だ!

お前は六花を殺した!永遠に忘れない大罪だ!

だからお前は、

俺達が殺してやる!


揺れる草を目前に睨みつけて、でも口元はニヤッとした。
揺れはまただんだん小さく弱くなっていく。
これはいいチャンスだな。ずいぶんと舐められたものだ。
揺れるけれど、前後に衝動をつけて振幅させれば浮かぶ。
うつ伏せの状態をさすって手を地に付けながら慎重に右足を伸ばしにいく。
六花「ゆうた!ゆうた!」
手を地に付けながらも今度は左足をゆっくりあげていく。
俺は小刻みに揺れる大地の上で、正気が正気じゃないまま、背中を丸めて、立った。
六花「ゆうた!危ないよ!」
俺はもう聞き入れなかった。ただ思念が俺を動かした。
六花「怖いよ!伏せよう!待とう!ねぇ!」
六花はビクビクと臆病にも震えている。

この世界はもう俺だけのものじゃない。
新しく降臨した神がいる。
ふと聞いた情報だが、一度その神を怒らせると世界はたちまち震撼するらしい。
黄金のオッドアイが水の彼方に浮かぶ不可視境界線と繋がって、平行世界の彼方から仲間がやってくるらしい。
一つ言う。俺はその仲間だ。
そして向こうの世界で戦争に生き残った、最強が口癖の、いつも世界を滅ぼしたがる天使だ。
相手に恩赦を感じないとき、奴は本気を出して空間も技も“巨大化”する。
お前はその神を怒らせているんだぞ。
分かっているのか。
そいつは、暴れると俺でさえ手に負えないぞ。
世界を漆黒と愛で満たす、神を超えた天使と悪魔の融合体になりつつある。
猶予をやる。本当にいいのか?
……。
ないんだな。
じゃあ、目にもの見せてやる!
邪王心眼の、真の様ってやつを!


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