29: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/04(木) 12:15:57.75 ID:vmi3algl0
>>28
ハードル高いかも知れません、すみません…
30: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/04(木) 12:16:53.91 ID:vmi3algl0
【千代美(前)】
「鉄鼠と言うならマウスよりも」
31: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/04(木) 12:18:42.17 ID:vmi3algl0
ざっくり言えば
『人のために行動した頼豪という僧が』
『理不尽な仕打ちを受け』
『寺を追われ』
32: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/04(木) 12:19:50.38 ID:vmi3algl0
反省が段々と自己嫌悪に変わる。ほんと、どうかしてるよ。まほと話してると、不思議と口が軽くなる。
普段言わないような事をぽろっと言いそうになるんだ。浮かれてるのかも知れない。
相変わらず口数は少ないものの、以前のような寡黙さが無くなったまほ。そんな彼女と毎日話せる事が嬉しくて仕方ない。彼女が本の話に付き合ってくれた時なんかもう、それだけで頬が緩む。
33: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/04(木) 12:20:47.72 ID:vmi3algl0
「忘れてくれ」
そう言うしか無かった。
34: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/04(木) 12:21:45.47 ID:vmi3algl0
まあでも、当初の予定通り私に何か買ってくれる気でいるらしい。それは嬉しいんだけど、どうしようか。今読んでる本は、読み終えるまで暫く掛かりそうだしなあ。
とはいえ、まほが残念そうにしているので何も頼まないというのも可哀想だ。少し悩んで、思い付いた。さっき洗濯機に放り込んだあれだ。
「じゃあさ、ブックカバー、買ってくれよ」
35: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/04(木) 12:22:44.12 ID:vmi3algl0
「コーヒーおかわり」
「はいはい」
粉とお湯だけなのに、何故かまほはコーヒーを淹れるのが下手だ。いつの間にか、それは私の仕事になっていた。
36: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/04(木) 12:24:32.12 ID:vmi3algl0
「何か食べたい物あるか」
「んん、魚」
「おっけー」
37:名無しNIPPER[sage]
2018/01/04(木) 15:31:54.20 ID:99vaNSz4o
合いの手が入れ温くなっちった…
38: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/04(木) 17:23:24.93 ID:vmi3algl0
>>37
すみません
39: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/04(木) 17:24:17.41 ID:vmi3algl0
【千代美(後)】
時刻は十八時を少し回ったところ。さすが時間に正確だ。
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