33: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/04(木) 12:20:47.72 ID:vmi3algl0
「忘れてくれ」
そう言うしか無かった。
少しの間だけ、気まずい沈黙が流れる。その時間を反省と自己嫌悪に充て、心の中で西住姉妹に謝った。
「明日は本屋に行けるかな」
気を遣ってか、話題を変えてくれるまほ。
少し驚いた。本を買う必要が無くなったのに、彼女はまだ本屋に行こうとしている。だけど、蓋を開けてみれば何の事はない。行こうとしたのに雪で行けなかったのが癪だったというのが理由。
本屋に行きたいという訳ではないらしい。全く、不器用な。
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