32: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/04(木) 12:19:50.38 ID:vmi3algl0
反省が段々と自己嫌悪に変わる。ほんと、どうかしてるよ。まほと話してると、不思議と口が軽くなる。
普段言わないような事をぽろっと言いそうになるんだ。浮かれてるのかも知れない。
相変わらず口数は少ないものの、以前のような寡黙さが無くなったまほ。そんな彼女と毎日話せる事が嬉しくて仕方ない。彼女が本の話に付き合ってくれた時なんかもう、それだけで頬が緩む。
まあ、それにしたって言って良いことと悪いことってものがある。いい加減、慣れても良さそうなもんだ。
「何を言おうとしたんだ」
まほが脇腹をつついてきた。こういう悪戯っぽさが彼女に芽生えた事が、そしてそれを私に向けてくれる事が、堪らなく嬉しい。でも言えないってば、流石にさ。
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