【ガルパン】まほチョビの土日。
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16: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/03(水) 21:19:43.81 ID:8VTblCYO0

「なんだよ、出迎えなんて珍しいじゃないか。お腹空いたのか」
「いや、ちょっと本屋に買い物」
「うわ珍しっ。あ、だから雪が降ってきたのか」

以下略 AAS



17: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/03(水) 21:20:57.19 ID:8VTblCYO0

「それじゃ、私も付いていくぞ。ちょっと待っててくれ、荷物置いてくるから」

 千代美がいそいそと玄関へ向かった。

以下略 AAS



18: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/03(水) 21:22:02.20 ID:8VTblCYO0

「さ、うちに入ろう」
「ああ、いや」
「なんだよ」

以下略 AAS



19: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/03(水) 21:23:26.29 ID:8VTblCYO0

「ごめんなさい」

 私は千代美さんの本で虫を潰しました。とても、非常に丁度良い厚さだったので、つい。

以下略 AAS



20: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/03(水) 21:34:27.71 ID:8VTblCYO0

【まほ(後)】

 買い物は雪のため中止。家に戻り、コーヒーの時間とする。
 千代美の淹れたコーヒーは何故か美味い。私がやってもどうしても同じ味にならないのが不思議で仕方ない。粉と湯だけで何故こうも差がつくのか。
以下略 AAS



21: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/03(水) 21:35:26.86 ID:8VTblCYO0

「謝ってくれりゃ許すよ、そんなの。それに知ってるだろ、私が痕跡本好きなの」

 んん、と返事なのか相槌なのか我ながらよくわからない声を出した。

以下略 AAS



22: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/03(水) 21:36:33.16 ID:8VTblCYO0

「汚れは拭けばいいんだよ。それに、読むのに支障が出るわけでもないしな」

 まほが虫を潰すのに使った本だと思うと、笑っちゃうじゃないか。言って、千代美は本当に笑った。
 そう言えばそれは恋愛小説なのか、と訊いてみる。千代美の趣味は恋愛小説だった筈だが、その本はどうにも恋愛小説に見えない。
以下略 AAS



23: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/03(水) 21:37:41.63 ID:8VTblCYO0

「テツネズミ」
「ん、違う違う、これはテッソって読むんだ」

 鉄鼠、テッソか。
以下略 AAS



24: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/03(水) 21:39:28.88 ID:8VTblCYO0

 明日は本屋に行けるかな、と話す。

「本を買う必要も無くなったのに、まだ行きたいのか」
「行きたいと思っている訳じゃないが、行こうとして行けなかったのがどうにももやもやする」
以下略 AAS



25: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/03(水) 21:41:07.92 ID:8VTblCYO0

「うーん、あ、そうだ」

 千代美は、ブックカバーをねだってくれた。ああ、今使っているやつは洗濯機に放り込んでしまったからな。

以下略 AAS



26: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/03(水) 21:42:25.80 ID:8VTblCYO0
明日は千代美ちゃん


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