【ガルパン】まほチョビの土日。
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17: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/03(水) 21:20:57.19 ID:8VTblCYO0

「それじゃ、私も付いていくぞ。ちょっと待っててくれ、荷物置いてくるから」

 千代美がいそいそと玄関へ向かった。

 暫し待つ。雪は彼女が荷物を置き戻ってくるまでの間にも、徐々に強くなる。

「お待たせー、と言いたい所だけどこりゃ本格的に降りそうだな」

 私の髪や肩に薄く積もった雪をぱたぱたと払いながら、千代美は天気の心配をする。
 ニットの帽子を私に手渡しつつも、本屋はまた今度にしよっか、と、残念そうに言った。まあ、実際に残念なのだろうが。

 私が本屋に行くのがそんなに珍しいか。そんなような事を考えて、雪の勢いが増しつつある空を睨んだ。


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