サターニャ「大悪魔になるということ」
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32:名無しNIPPER
2018/01/03(水) 17:17:58.72 ID:GlK7P5xA0
「……だからって、悠長にはしてられないのよ」

長引けば長引くほど、ラフィエルへの影響は大きくなるのだから。

「あいつの性格は知ってるでしょ……他にもっといい方法があったの……?」
以下略 AAS



33:名無しNIPPER
2018/01/03(水) 17:19:02.17 ID:GlK7P5xA0
枯れかけていた涙が再び溢れ出す。
心の底からの懇願だった。


「……すまん、サターニャ」
以下略 AAS



34:名無しNIPPER
2018/01/03(水) 17:20:33.54 ID:GlK7P5xA0
ガヴちゃん、ヴィーネさんに酷い態度を取ったサターニャさん。
そのあまりの暴挙に、私は怒りを込めた視線をぶつけてしまった。

こんなのサターニャさんじゃない。私の中のサターニャさんの姿を崩さないで、と。

以下略 AAS



35:名無しNIPPER
2018/01/03(水) 17:22:50.19 ID:GlK7P5xA0
「うっ……くっ……ぐすっ……」

「良かった……! 私が見てきたサターニャさんはっ……!」

偽りの姿ではなかった。
以下略 AAS



36:名無しNIPPER
2018/01/03(水) 17:24:54.45 ID:GlK7P5xA0
これが恐れていた事態だった。
今すぐにでも、なんとかここから突き放す方法を考えなければいけないのに。


「私だって……私だって離れたくなんてない……!」
以下略 AAS



37:名無しNIPPER
2018/01/03(水) 17:26:01.85 ID:GlK7P5xA0
「……はい?」

唐突に間の抜けた声が発される。

「え、堕天って、私がですか?」
以下略 AAS



38:名無しNIPPER
2018/01/03(水) 17:28:38.60 ID:GlK7P5xA0
「……」

言葉が返されることはなく、ただラフィエルの天使の力が解放される。
大きな羽と共に頭上に現れる、光を失った環。

以下略 AAS



39:名無しNIPPER
2018/01/03(水) 17:29:44.54 ID:GlK7P5xA0
「ガヴ」

「がってん」

ヴィネットの呼び掛けに応え、ガヴリールも天使の力を解放する。
以下略 AAS



40:名無しNIPPER
2018/01/03(水) 17:31:37.81 ID:GlK7P5xA0
「……とまあこの通り、こんなのになっても堕天なんてしないわよ」

「こんなのって失礼な」

ガヴリールとヴィネットが続ける。その目には今や憐れみしか宿っていない。
以下略 AAS



41:名無しNIPPER
2018/01/03(水) 17:32:49.51 ID:GlK7P5xA0
「あんた、ラフィと暮らすようになってどれくらい経った?」

「い、いきなり何よ……一年くらい……かしら?」

「だって。どうなのガヴ?」
以下略 AAS



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