エンド・オブ・オオアライのようです
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582: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/08/11(土) 23:19:39.19 ID:uxo1vhXg0
( ´_ゝ`)「狙撃班はどこか高さを取れる場所を探せ!それと携行砲の管理はしっかりしろよ、暴発でお釈迦になりましたなんて笑えないぞ!

──おい弟者、指揮官捜しにいつまでかかっ………て………」

「ねぇ、二人とも、司令部から通信入ってるけど。アレ?ギコさんじゃん、チィーッス!……はっ!?えっ!?ギコさん!!?なんでここにいんの!!?」

ついで私たちの方に駆け寄ってきた、“兄者”と呼ばれていた方も“弟者”と全く同じ感じで固まる。その背後からトランシーバーを掲げながらひょっこりと顔を出した鈴谷は、ギコさんの姿を見て一度自然な感じで手を上げかけた後素っ頓狂な叫び声を辺りに響かせた。

そういえば、彼としぃさんが自衛隊の方で活動しているときに、ムルマンスクへ派遣される前はこの町に勤務していたことを思い出す。

なるほど理解した、事情を知らない表の顔に対する「同僚」と鉢合わせをしてしまったというわけか。向こうも完全に予想外の出会いだったようで、立ち尽くしたまま微動だにしない。

「えっ!?えっ!?しぃさんもいるし!?ってか二人のその軍服何!?海自のじゃないよね?!なんで!?なんでそんな服着てんの!?てか、その人達国連の“海軍”だよね!?なんでギコさん達一緒に居るの!?」

逆に此方も顔見知りらしい鈴谷は、二人とは対照的に益々大騒ぎしている。タイムセールの卵のパックを奪い合うスーパーの主婦の群れだってここまで五月蠅くはできない。

まだこの子しか見ていないが、それでも概ね察する。どうやらギコさんとしぃさんの“表向きの職場”は、私たちの鎮守府に負けず劣らず愉快なところだったらしい。

(;´_ゝ`)「猫山に……椎名で、間違いないんだよな?」

(´<_`;)「お前等北方戦線に異動したはずじゃ……百歩譲って戻ってくるだけならともかく、なんで国連軍に……?」

(*;゚ー゚)「えっ、ええっとね……ぎ、ギコ君、どう説明したらいいかな……?」

(,,゚Д゚)「………」


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