エンド・オブ・オオアライのようです
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520: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/07/08(日) 00:46:03.24 ID:2S9GHnYJ0




怪奇現象に事欠かない私達の鎮守府においても、今のところ所謂“神”ないしそれに準ずる存在との邂逅はない。

一応イフリートは鎮守府の七輪に宿っている。ただ、関西弁である辺りパチモン臭が凄くどちらかというと他のしょーもない妖怪・怪異と同類と思われる。後は提督が“マッスルの神様”なるものに会ったと寝言をほざいt……信じがたいことを言っていたけど、仮に真実だとして剥きたてのゆで卵の如くはげ散らした頭が光っていたらしいので此方も多分妖怪の類いと見て間違いなさそうだ。

とりあえず、これだけ日々怪奇現象に見舞われながら一度も会ったことがないという点と、その他諸般の事情から私は神様の存在には懐疑的な立場をとっている。

「Shit………」

「ぼ、ぼぃいい………」

(*;メ゚ー゚)「いたた……ゆ、夕立ちゃん、大丈夫!?女の子が出しちゃダメな声で女の子がしちゃダメな顔色になってるけど!?」

「椎名少尉こそ大丈夫ですか?お怪我は」

「Jesus……!」

だから私は、あれほどの衝撃の中で私達艦娘のみならずギコさん達“海軍”部隊も殆どが無事であるという事実についても、神の奇跡だ等とは思わない。

唯々、墜落する直前まで職務に忠実であり続け、ほぼ完璧な機体姿勢での不時着を成し遂げた操縦士に敬意と感心を表するだけだ。

(#T)「ギコ、操縦士はどうした!?」

(,,メ;゚Д゚)「今確認して……クソッ、ダメだ!

脈を診るまでもねぇ、頭が潰れてやがる!もう一人も鉄骨にぶち抜かれてる!」

あと、哀悼も忘れずに。


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