エンド・オブ・オオアライのようです
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521: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/07/08(日) 01:29:05.12 ID:2S9GHnYJ0
(#T)「椎名、部隊の死傷者は!」

(*;メ゚ー゚)「レリック二曹が上腕を骨折、戦闘行動は困難!それと阿南一曹も足をやられてます!私、猫山少尉、他は軽傷多数も戦闘に支障なし!」

(#T)「その二人は応急処置の後運び出せ!ギコ、救護要請は!?」

(,,#メ゚Д゚)「もう出したがいつ送られるかは解らん!それより俺たちの墜落地点がやばいぞ、内陸浸透中の敵艦隊の進路上だ!」

(#T)「統合管制機に最寄りの艦隊の規模と構成を確認しろ!

“地獄の血みどろマッスル鎮守府”、艦隊各位!点呼、並びに状況報告!!」

さっきまでの沈黙が嘘みたいに、また日頃の不熱心な仕事ぶりが冗談のように、提督は矢継ぎ早に指示を出していく。空を飛び交う弾丸や艦載機の風切り音、そしてそこかしこで炸裂する砲弾の轟音を凌駕する大音声での点呼に、私の背筋も針金を入れたみたいにピンッと伸びる。

「時雨、異状なし。そこのクソ雑魚じゃあるまいしあの程度じゃケガしないよ」

(,,メ゚Д゚)「は?」

「あ?」

「…………夕立、大丈夫っぽい」

いや、相変わらず顔色ピータンみたいな色なんだけど。大丈夫っぽくないんだけど。

「雲龍、無事よ」

「不知火、作戦行動に支障ありません」

「古鷹、艤装・身体共に異常なし!作戦継続可能です!」

次々と応じる時雨達に対し、私は“答える言葉”を持たない。

だから、あの日以来唯一発することが出来るその単語を、返答の代わりにする。












「たまご」


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