エンド・オブ・オオアライのようです
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260: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2018/02/09(金) 15:32:13.56 ID:Wfw+ZZyrO
一方的な蹂躙と言う他ない。

物理法則をせせら笑うような軌道で飛び回る【Black Bird】の前に、連合空軍は為す術がなかった。後方に占位しても全く減速せぬままの急旋回で視界から消え、逆に後ろを取られれば逃れようがなく一瞬で射程圏に捕捉され撃ち落とされる。数の差で連携して迎撃しようにも、【学園艦棲姫】からの分厚い対空弾幕に寸断されまともな編隊飛行すらままならない。

《Enemy coming!! Break!!》

《Mayday, Mayday───》

《Tiger-01 down!!》

《Shit……Ahaaaaa!!!?》

《Yellow Team, all down!! I repeat, Yellow Team all down!!》

悲鳴、絶叫、悪態、断末魔、そして寮機或いは自機の被弾・撃墜報告………無線で飛び交う内容はそんなものばかりで、【Black Bird】に関しては撃墜どころか攻撃命中の報すら皆無。

F/A-18Fが、F-15Jが、F-2が、F-KC-1が、歴戦のパイロット達共々次々と火を噴き、墜ち、砕け散る。

(,,;゚ ゚)《Wyvern-01よりSky-Eye、指示を、指示を早く…………っ!》

必死に無線に向かって叫んでいたギャシャーの目の前で、早期警戒機E-3が機首部分を火炎に包まれながら落下していく。

広域警戒レーダーからのリンクが切れる。これによって連合空軍は、圧倒的な機動力を持ち対空砲火の援護射撃がある敵機を相手に有視界戦を強いられることとなった。


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