43: ◆GO.FUkF2N6[saga]
2017/12/30(土) 10:48:17.81 ID:8F8qoQQF0
🎀
森久保乃々ちゃんプロデュース生活1か月目。
正確には明日でちょうど1か月。
44: ◆GO.FUkF2N6[saga]
2017/12/30(土) 10:49:45.07 ID:8F8qoQQF0
それからふたりでひとしきり歌って、ああ楽しかった、ラストにあと1曲歌いましょうってときになって、大切なことを思い出した。
いけない。忘れるところでした。
かばんから包装紙に包まれた箱を取り出す。
45: ◆GO.FUkF2N6[saga]
2017/12/30(土) 10:53:00.88 ID:8F8qoQQF0
「まゆがつけてるリボンをかわいいって言ってくれたので、乃々ちゃんに似合いそうなのを選んでみました。……いや、ですか?」
乃々ちゃんはゆっくりと何回も首を横に振って、リボンを両手で優しく包んだ。
46: ◆GO.FUkF2N6[saga]
2017/12/30(土) 10:55:13.92 ID:8F8qoQQF0
🎀
そして、お仕事当日。
舞台袖でじっと待っているのも手持ちぶさになって、ついスマホをちらちら見てしまう。
47: ◆GO.FUkF2N6[saga]
2017/12/30(土) 10:57:25.98 ID:8F8qoQQF0
…………。
……。
あれから十分待った。
48: ◆GO.FUkF2N6[saga]
2017/12/30(土) 10:59:16.72 ID:8F8qoQQF0
「違います!!」
49: ◆GO.FUkF2N6[saga]
2017/12/30(土) 11:01:43.46 ID:8F8qoQQF0
「乃々ちゃんは必ずここに来ます!」
乃々ちゃんは誰とも目を合わそうとしない。
50: ◆GO.FUkF2N6[saga]
2017/12/30(土) 11:04:09.27 ID:8F8qoQQF0
コツリと足音が聞こえた。
振り向くと、そこに乃々ちゃんがいた。
51: ◆GO.FUkF2N6[saga]
2017/12/30(土) 11:06:44.27 ID:8F8qoQQF0
「乃々ちゃん。迷惑なんかじゃありませんし、まゆにだったらいくらでも迷惑かけたっていいんです。」
「どうして……」
52: ◆GO.FUkF2N6[saga]
2017/12/30(土) 11:10:31.74 ID:8F8qoQQF0
…………
……
…
53: ◆GO.FUkF2N6[saga]
2017/12/30(土) 11:13:22.12 ID:8F8qoQQF0
「もしもし」
「まゆちゃん、お仕事は終わりましたか?」
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