53: ◆GO.FUkF2N6[saga]
2017/12/30(土) 11:13:22.12 ID:8F8qoQQF0
「もしもし」
「まゆちゃん、お仕事は終わりましたか?」
「はい。終わりましたけど……」
「いいですか。落ち着いて聞いてください」
あの日、プロデューサーさんが倒れたあのときと同じ言葉に、ドキンと心臓が跳ねる。
まさか……。
「プロデューサーさんが、意識を取り戻しました!!」
まゆさん! という乃々ちゃんの声を振り切って走り出した。
すでに空は暗くなっていて、疲れた様子の仕事帰りのサラリーマンたちを避けながらズキンと痛む足を動かす。
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